最近買った邦訳アメコミ
最近買った邦訳アメコミ
スパイダーグウェン:グレイターパワー
ミニシリーズを経てついに個人誌を獲得したスパイダーグウェンの2巻。
1巻から引き続きピーター・パーカー殺害犯として警察やかつての親友に追われる彼女の葛藤を丁寧に描く。
キャプテンアメリカという頼りになる味方を得たグウェンだが、敵対ギャングにまで正体を知られてしまった彼女の行く末が気になるところ。

スーパーマン:トライアルズ・オブ・スーパーサン
Rebirthスーパーマンの第二巻。
スーパーマンのむすこであるジョンとバットマンの息子であるダミアンロビンとのコンビ誌、「スーパーサンズ」の序章となる巻。
死からの復活が邦訳されなかったダミアンだが、相変わらずの悪ガキで安心(以前ゴッサム・アカデミーにも出ていたけれど)。
このシリーズの好きなところはスーパーマンの妻ロイスにも見せ場がしっかりあるところ。

スーパーマン:アメリカン・エイリアン
スーパーマンの大ファンであるハリウッド脚本家、マックス・ランディスが送る「これはスーパーマンのコミックではない」がキャッチコピーの、一人の若者として成長するクラーク・ケントをクラーク・ケントのまま(コスチュームを着ないと言う意味ではなく内面を)書ききったオムニバス集。
同じ成長物語であるフォー・オール・シーズンと比べると巧みなセリフ・シーンや章ごとに変わるアーティストでクラークの喜怒哀楽がはっきり感じられ、より彼に親しみが持てる一冊となっている。
非常に読みやすい構成でアメコミ初心者にもおすすめ!
ずらずらとアメコミを並べる
ずらずらとアメコミを並べる
ずらずらとアメコミを並べる
所持アメコミ一覧を邦訳ものだけ更新。
原書TPBの一覧はまた後ほど。リーフ? 無茶言わないで……。
150冊近くもB5サイズの本を所持してたらそりゃ部屋が狭くなるわけだ。
http://kaimonomemo.diarynote.jp/profile/
【一日20分の練習で】日ペンの美子ちゃん原画展【あなたも美文字】
【一日20分の練習で】日ペンの美子ちゃん原画展【あなたも美文字】
【一日20分の練習で】日ペンの美子ちゃん原画展【あなたも美文字】
中野ブロードウェイ3Fの「墓場の画廊」で開催中の「日ペンの美子ちゃん原画展」に行ってきました。
日ペンの美子ちゃんは学文社の通信教育の一つ、ボールペン字講座の広告漫画で1972年のスタートから作家陣を変えつつも漫画雑誌などにちょくちょく掲載されていましたが、長年のブランクを経て近年はTwitterにその場を移しています。
https://twitter.com/nippen_mikochan


展示スペースは正直狭いですが、作家陣6代全員の漫画と原稿がしっかり掲載されているので見ごたえは十分です。
長年のあいだ雑誌掲載され、様々な作家にパロディされた作品ですので懐かしさや実際に読んだことがなくてもデジャブを感じる人も多いでしょう。
そういった方におすすめな原画展です。
もちろん、Twitterで現行の6代目を読んで興味を持った方にもおすすめです。
もう一つの目玉のグッズ販売は6代目が中心ですしね。
店員の手書き販促ポップも見ていて楽しいです。

24日からの展示入れ替えが今から楽しみ!

昨日

2016年3月17日 アニメ・マンガ
昨日
昨日
秋葉原と中野(と六本木)に行ってきた。
外を歩き回らなくていい分、秋葉原より中野ブロードウェイの方が好きだな。
まあ秋葉はブリスター(アメコミショップ)とコトブキヤ(フィギュアショップ)しか行かないんだけども。
リルゴッサム1の続編。
前作の雑感はこちら。
http://kaimonomemo.diarynote.jp/201505010135455433/
1944円。

【雑感】
水彩タッチの魅力的なアートはもちろん健在。
さすがにネタが切れつつあるのか、祝日(記念日)でない日や場所を舞台とする話が若干増えた。
個人的にはクロックキングが「アニメイテッドシリーズ」のデザインで登場しているのがとっても嬉しい。
1944円。
祝日のゴッサムが舞台の一話完結のデジタルコミックを纏めた本。
キャラクターのコスチュームや大まかな設定はNEW52より前の馴染み深いものに準じている。

【ストーリー】
陰謀が渦巻く街ゴッサム……。
でも今日は祝日だ!
ハロウィンに感謝祭にクリスマスに大晦日にバレンタイン!
旧正月にセントパトリック・デーにイースターにそれから……
とにかくバットファミリーやヴィランたちといっしょに祝日の大冒険へとでかけよう!
ハッピーホリデー!

【雑感】
今作最大の魅力はなんといってもダスティン・グエンが手掛ける、水彩タッチのまるで絵本のようなアート。
手書き風の温かみあるキャラクター達はいわゆるちび(SD)キャラやカートゥーンとはまた違った魅力に溢れている。
内容も明るい雰囲気かつコマ割りが比較的素直で読みやすく、間のとり方に日本漫画の影響が垣間見える。
アメコミに馴染みの薄い人が「表紙買い」しても問題無い(人物紹介欄の多さに面食らうかもしれないが)だろうし、
キャラクターの性格が大きく変わっているわけではないので絵柄に抵抗がなければ既存のバットマンファンも楽しめる。
ハーレイ・ダミアンの扱いが良いので二人のファンには特におすすめ。
是非あちこちに散りばめられた小ネタを探してみよう。
発売日に本屋5件回った末に購入。670円。
それだけの価値はあった。

【ストーリー】
狂乱の魔道士が潜むと言われるダンジョン、その深層。
戦士のライオス率いる冒険者パーティーはレッドドラゴンと対峙するが、空腹が祟り全滅の危機を迎えてしまう。
ライオスの妹ファリンが唱えた脱出の魔法で辛くもダンジョンの外へ出られたものの、そこに彼女は居なかった。
……ドラゴンに捕食されたのだ。
死体の回収さえできれば魔法で蘇生させられるのだが、それも消化されなければの話だ。
時間が無い。脱出の際に失った日用品はどうにか補充できたものの、肝心の食料を買う金は無かった。
そこでライオスはひとつの決断を行ったのだ!
「食料はダンジョン内で自給自足する。魔物も食べる」
ドン引きする仲間二人とは裏腹に嬉々としてモンスターを狩り始めるライオス。
なんと彼は懐からびっしりと書き込まれた『迷宮グルメガイド』をとりだしたのである!
「ずっと黙っていたが、俺は魔物が好きだ。姿や鳴き声、どんな生態をしてるのか。そのうち味も知りたくなった」
「サイコパスだ」
とりあえずガイドを頼りに大サソリを茹でて食べてみるが、悲しいかなそこは素人、ひじょうにまずい。
しかしそこに通りかかった魔物食の研究家、ドワーフのセンシ(探求者の意)の手により大サソリはあっという間に水炊きへと料理された!
「何これ」
「スライムの内臓の干物」
「…………。うわっ おいしい!」
こうして彼らは魔物食、『ダンジョン飯』の深みを知ったのだった。

【雑感】
魔物食を中心にダンジョン生活を面白おかしく、時にはシリアスに書いた作品。
魔物食自体は斬新な発想というわけではないが、調理の過程を丁寧に描くことで今までに無い説得力を与えている。
話の展開のテンポが非常に良く、モンスターの説明など世界観説明がしっかりしているので、ダンジョンRPGに詳しくなくても安心。
円安が進行し始めた三ヶ月前にTPB(ソフトカバー)版を購入。
1884円。
「原書」のため、もちろん台詞は英語。
出版社の「邦訳希望キャラクターアンケート」で二位を獲得し、
見事『シャザム!:魔法の守護者』のタイトルで邦訳が決定。
2月7日出版予定。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4796875344/


【ストーリー】
15歳の孤児、ビリー・バットソンは問題児である。
児童養護施設の所長に堂々と悪態をつき、転校初日から諍いを起こし、新しい家族――里親や他の里子たちにもまったく心を開こうとしない。
だがその魂に秘めた純真な心を古の魔術師に見込まれ、彼の魔法の力が込められた言葉をビリーが叫んだとき、その姿は理想の大人となり、スーパーヒーローの力を得たのだった!
思いもかけない出来事にはしゃぐビリー。
だが彼は、憎しみに満ちた男ブラックアダムが魔法の力を求めて自分を探し回っていることをまだ知らない……。
ブラックアダムの魔の手が家族に迫るとき、ビリーは再び魔法の言葉を叫ぶ……
「シャザム!」


【雑感】(ネタバレ無し)
シャザム(旧名キャプテン・マーベル)はアメコミでは比較的珍しい変身ヒーロー。
大幅な設定改編がなされた直後の作品のため、知識0でも読めるよう、ヒーローになるまでの過程が丁寧に書かれている。
なにしろ英語なので台詞の意味が把握出来ない部分もあるのだが、「家族(ビリーの家族だけではない)」や「子供と大人の心の違い」をテーマとしたストーリーはわかりやすくまとまっていながら、胸を打たれるシーンもあり、良く出来ている。
陰影がはっきりとした絵も、素直なコマ割りで読みやすい。

さらに邦訳版には出版に多大な貢献をした協同翻訳者による作品・シャザム75年の歴史解説が追加され、よりアメコミ初心者にもオススメできる一冊となっている。
コワモテ系の表紙から受ける印象とは真逆に近い作品なので、「白目の筋肉男がなんかいろんなところから電気だしてる」絵にひるまず、ぜひとも手にとって欲しい。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4796875344/
11月の初頭に購入。2808円。

【ストーリー】
「悪との戦いは、新たな時代に突入したのです」
時空を越えた旅からの帰還後、初めて公の場に立ったブルースは以前からバットマンを"支援"していたと発表し、
「バットマンの概念」を世界中に広げ、ヒーロー達を支援するための株式会社「バットマン・インコーポレイテッド」を設立する。
時には会社の創設者として、時にはバットマンとして世界中を飛び回り、各国のヒーローをスカウトするブルース。
すべては彼が時空の旅で垣間見た恐ろしい未来への備えであった……。

【雑感】
グラント・モリソンによるバットマンサーガ最終章:第一巻。
これまでの作品同様、過去の消えた設定を復活させストーリーに絡めている。
それだけに連載途中で「フラッシュポイント」による大規模な設定改編を迎えてしまい、いくつかの設定が再び闇へ葬られてしまったことは非常に残念。
とはいえ後に「日本のバットマン」となる「治次郎」の初登場や元ヒーロークラブのメンバーにスポットを当てた話など見どころは多く、謎の組織リバイアサンの首領が判明することもあって最終章の幕開けにふさわしい作品。

しかしあんだけ大量に血が流れてたのに二人とも生きてるなんて……やっぱり私はヒーローにはなれそうもない(笑)
渋谷のバットマンカフェ&ショップへ行ってきた
渋谷のバットマンカフェ&ショップへ行ってきた
渋谷のバットマンカフェ&ショップへ行ってきた
タワーレコード渋谷店にて11月3日まで開催中の、バットマン75周年記念カフェ及びショップへ行ってきました。

8階の特設ショップの入口ではバットマンの巨大フィギュアがお出迎え。
店内のコンテンツは映画版バットマンの等身大フィギュアを始めとしたDCキャラ(ロールシャッハも!)のフィギュア展示・ゲームや映画などの映像作品のCM上映・グッズ販売。
グッズはiPhoneケース・クリアファイル・ゴミ箱・弁当箱・フィギュア、さらにはグラップルガンのオモチャなどかなりの量で眺めていても楽しめます。

2階のカフェはバットマン仕様となっており、窓にはゴッサムの街を模したシールが張られていたり、店内のあちこちにコミックの表紙(カフェの元々の雰囲気を考慮してか1960~70?年代のものだけ)を元にしたパネルが置かれ、バットシグナルのラテやパンケーキなどの特別メニューを注文できます。
今回はお腹が空いていなかったのでラテしか頼まなかったのですが、もし再び訪れる機会があったらぜひともパンケーキを食べてみたいですね。

告知ではショップにゲームの試遊台もあるとのことだったのですが、見つからず。
「もしかしたら最新作アーカム・ナイトが遊べるかも。ミー、コーフン、コーフン」と期待していたので少し残念です。
とはいえ中々楽しめるイベントでした!
Amazonの予約価格で1901円。
ゲーム「バットマン:アーカム・オリジン(ビギンズ)」と「バットマン:アーカム・アサイラム」との間の物語という設定。
吹き替えなしの日本語字幕のみ。

【ストーリー】
タスクフォースX、別名自殺部隊(スーサイド・スクワット)!
それはアメリカ政府により極秘裏に召集された犯罪者達による特殊部隊である!
ジョーカーの情婦ハーレイ・クイン!
狙撃の達人デッドショット! 投擲の達人キャプテン・ブーメラン!
全てを噛み砕く顎を持つ男キング・シャーク! 蜘蛛の能力を持つ男ブラック・スパイダー!
そして、触れるもの全てを凍らせる妖艶な美女、キラーフロスト!
政府により首に爆弾を埋め込まれた彼らにとって、反逆や任務失敗は死を意味する!
さあゆけ悪党どもよ! バットマンの手によって犯罪者収容施設「アーカム・アサイラム」に送られた奇人リドラーから政府の機密情報を奪い返すのだ!

【感想】
始めに述べておくと、この作品の主役はあくまでタスクフォースXの面々であり、バットマンは準主役に留まっている。
ゲームとの関連性も一部キャラクターのデザインとバットマンのアクションに反映されているのみで、ストーリーはゲームのダークな雰囲気とは正反対の娯楽物。
だからといって今作は決して駄作ではなく、むしろ良作。
タスクフォースXの一癖も二癖も三癖もあるメンバーがいがみ合いながらも協力し合う姿は観ていて微笑ましく思えるし、バットマンも彼らの行く手を阻む手強い敵として存在感を示している。
1時間15分のストーリーは二転三転し、最後まで飽きさせない。
一言でまとめてしまえば、お色気ありアクションあり潜入あり内輪モメありクスリとくる小ネタあり首チョンパありの良質な娯楽作品。
2160円。

【ストーリー】
「やあ、ダーリン」
バットマン最大の敵、「犯罪界の道化王子」ことジョーカー。
彼は一年前、外科手術により己の顔の皮を剥がした後、行方をくらましていた。
奇妙な事件と共にゴッサムへ戻ったジョーカーは自らの過去の犯罪を模倣し、バットマンを手玉に取る。
「バットマンを昔のような真の姿に戻すため、バットの仲間を皆殺しにする!」
高らかに宣言するジョーカーの行動原理とは一体……。
「こちらがじっと見つめ返したことで瞳孔は拡大した。そこから読み取れる感情。それは…愛だ」

【感想】
色々あって世界設定がリセットされた(バットマンは比較的変更少ないけど)NEW52世界においてジョーカーが初めてメインヴィランを務めた作品。
我々の現実世界に於いても約一年ぶりの登場となった。
なんといっても本の表紙(カバーを外すと…)ともなっている「剥がした自分の皮膚を顔に貼り付けている」という今回のジョーカーのビジュアルが強烈。
話が進む度に皮膚は腐って行き、それにつれてジョーカーの行動もさらなる狂気を孕んでゆく。
バットファミリーのトラウマを(8・9月発売のジョーカー:失われた絆で)抉った上で彼らを捕らえ、遂にバットマンをも捕えたクライマックスで狂気はピークに達するのだが……ま、仕方ないよね、あんまりやり過ぎるとファミリー達の個人誌が大変なことになるし……。
まあそんな大人の事情があっても、ジョーカーのバットマンに対する執着心というか「歪んだ愛」をてんこ盛りで楽しめる作品。
ジョーカー関連作として「笑う男」「キリング・ジョーク」「ラバーズ&マッドメン」、できたら「ダークナイト・リターンズ」「デス・イン・ザ・ファミリー」「アンダー・ザ・レッドフード」をなど事前に読んでおくとより楽しめるであろう。

でもやっぱりモリソンが書いたジョーカーが一番!
【アメコミ】アトランティスの進撃&ゲート・オブ・ゴッサム購入
【アメコミ】アトランティスの進撃&ゲート・オブ・ゴッサム購入
ジャスティス・リーグ:アトランティスの進撃
2160円。

【ストーリー】
グレイブズ事件の際、チームを分裂させかけた責を取り、グリーンランタンが脱退したジャスティスリーグ。
悲しみに暮れる間も無く、さらなる事件が地球を襲う。
誤射された海軍のミサイルが海底の王国アトランティスを直撃し、
それを敵対行為とみなしたアトランティスの王、オームが兵を引き連れ大規模な報復攻撃を開始したのだ……。

【感想】
NEW52ジャスティスリーグの三巻目。
一巻目を元にしたアニメでは何故か一人だけ他のヒーローと差し替えられ、魚と意思疎通出来る能力のせいでよくジョークの種にされる不遇の男、アクアマンが今回の主役。
未読でも読めるよう配慮はされているが、彼の(未訳の)個人誌と繋がってる話なので、ちょっと置いてけぼり感がある。
ただまあ、リーグ以外のヒーローも沢山出てくるし(特にエレメントウーマンが相変わらずで嬉しい)、ひたすら陰鬱だった二巻目「魔性の旅路」よりはヒーローコミックらしい作品。
しかしこいつら何時になったらチームとして纏まるんだ?
評価★★★☆☆


バットマン:ゲート・オブ・ゴッサム
1998円。
【ストーリー】
初代バットマンことブルース・ウェインが「バットマンの概念を世界に広げる」旅に出ているため、
ディック・グレイソンを筆頭とするバットファミリーがゴッサムの治安を守っていた。
彼らは3つの橋の同時爆破事件を調査するうち、それらが1880年代のゴッサムの名士たちによって架けられた事を知る。
エリオット家、コブルポット家、そして……ウェイン家。
新聞社に送られた犯人からのメッセージは「ゴッサムの一族は門(ゲート)にて斃れる」という謎に満ちたのものだった。
果たしてディック達はブルース不在の折、このゴッサムの歴史と闇に係る事件を解決できるのだろうか?

【感想】
こちらはNEW52以前の話で、NEW52世界では未登場のカサンドラ・ケイン(三代目バットガール)がブラックバットとして邦訳初登場。
ストーリー担当がスコット・スナイダーとカイル・ヒギンズ、
台詞担当がヒギンズとライアン・パロットという複雑な共同脚本となっており、残念ながらスナイダー単独作品ほどの面白さは無い。
と言ってもそれは相手が悪いのであって、1880年代のゴッサムの輝かしい発展とその裏に潜む闇を巡るストーリーはそれなりに面白い。

評価★★★☆☆
突撃イカ娘(秋田書店)
魚河岸三代目(小学館)
進撃の巨人(講談社)
乙嫁語り(エンターブレイン)
シャーリー(エンターブレイン)
最後のレストラン(新潮社)
イハーブの生活(講談社orマッグガーデンコミックス)
パーツのぱ(エンターブレイン)
にゃん天堂(メディアワークス)
マコちゃん絵日記(茜新社)
敷居の住人(エンターブレイン)
放浪息子(エンターブレイン)
オールラウンダー廻(講談社)
コンシェルジュ(新潮社)
何かおすすめあったら教えて下さい。
2808円。

ストーリー
ブルースの帰還後、彼に請われたディックは「ゴッサムのバットマン」としての活動を続けていた。
「以前のバットマン」とは違う彼に戸惑いつつも、変わらぬ協力体制を続けるゴードン市警本部長。
そんなある日、部下のブロック警部補から要請を受けたゴードンはゴッサム鳥類園へと赴く。
コンピューター制御された鳥かごが閉園直後一斉に開き、貴重な鳥達が逃げ出してしまったらしい。
何故そんな程度の事件に自分が、と訝しむゴードンにブロックは事件直前の監視カメラ映像を見せる。
そこには12年ぶりにゴッサムに戻ってきた息子、ジェームズ・ゴードンJrの姿が映っていた……。

感想
「梟の法廷」で見事なミステリーを書き上げたライター、スコット・スナイダーのバットマン処女作でこれまた見事なサイコスリラー。
今回のヴィランは明るく快活なディックの対照的な存在として設定された、ジョーカーのような目を引く外見も、ピッグ教授のような支離滅裂な言動も持たない比較的リアルなサイコパス。
レトロ調の(イヤーワンのそれに似ていると思う)アートが特徴のフランチェスコ・フランカビラが描く彼は、煙に巻くような台詞と相まってカフェで会話しているだけでも相当不安を掻き立てられる怖さ。
バットマン以外も買うんだぜ。2376円。

ストーリー
春。カンザス州スモールビルの農夫、ジョナサン・ケントには高校卒業を控える息子のクラークがいた。
クラークは血の繋がった息子ではない。
しかも大岩を軽く持ち上げ、聴力は常人の数十倍、髪はハサミを通さず、果てには空を飛ぶスーパーパワーを持った異星人だ。
それでもジョナサンは突如目覚めた力に戸惑う息子を優しく諭す。
以前と変わらぬ愛情で……。

夏。大都会メトロポリスの新聞デイリー・プラネットの敏腕記者、ロイス・レーンは街に突如現れたスーパーマンの活躍を記事にしていくうち、彼に心惹かれていく。その正体が同僚のクラークであることを知らずに……。

秋。メトロポリスの実力者、レックス・ルーサーはスーパーマンに悪行を暴かれ、収監される屈辱を受ける。
スーパーマンを街から追い出すため、ルーサーは一計を案じるがそれは街の人々を危険に晒す恐ろしいものだった……。

冬。クラークの幼なじみの女性、ラナ・ラングは放浪の旅を終え、故郷のスモールビルに帰ってきた。
高校卒業の夜、思いを寄せていたクラークからスーパーパワーを持つことを告白された衝撃が彼女を故郷とクラークから遠ざけていたのだった。
時を同じくしてメトロポリスでの痛ましい事件によって心に傷を追ったスーパーマン、いやクラークもスモールビルに戻ってくるのだった……。

感想
スーパーマンと関わりの深い4人の視点を通し彼の決意と挫折、そして成長を書いた作品。
ぺンシルのティム・セイルは絵の巧みなアーティストではないと思うが、作中の伸びやかなスモールビルの風景は彼にしか描けないだろう。
読んでいるとスーパーマンという存在には持って生まれたスーパーパワーより、スモールビルの(都会より)静かな環境と優しい両親という育ちの方が重要だったのだと思わせられる。
【アメコミ】バットマン75週年記念サイト感想
【アメコミ】バットマン75週年記念サイト感想
【アメコミ】バットマン75週年記念サイト感想
http://wwws.warnerbros.co.jp/batman75/

1.リンクばかりでコンテンツは少ないが、キャラクター紹介コーナーは25人ものキャラクターが取り上げられ、文章も要点を抑えつつ簡潔に纏まっていてグッド。

2.キャラクター紹介に魚(アクアマン)がいる! いつもハブられているのにいる! (B&Bは別として)バットマンとはあまり絡まないのに何故かいる! しかも画像が唯一4枚もある! だが半分が妻メラとのイチャイチャ! リア充乾燥しろ!

3.TVシリーズ紹介コーナーの壁紙がおしゃれ。
627円。日本の漫画だって買うんだぜ。
他のは買ってないけどね。
そのうち漫画喫茶に行って3時間くらい読み漁ろうとは思っているけれども。
……これ前も書いたな。

週刊マガジンで連載していた医療漫画、「(スーパー)ドクターK」の続編。
最近は先代のドクターKのクローンと今のドクターKのダブル主人公の体裁をとっているが、雑誌(イブニング)で読んでると後者が最近影薄くて寂しい。
単行本で纏めて読むと多少は緩和されるけど。
2,268円。

ストーリー
現代に帰還したブルース。
己の新たな計画のため、彼はジャスティスリーグメンバーの能力を模した新型スーツに身を包み、バットファミリーやかつて自分が結成したヒーローチーム、アウトサイダーズに正体を隠して接触する。
一方、ブルースの元恋人でゴッサム・ガゼットの記者ビッキー・ベイルはバットファミリーの正体に気づき、証拠を探すために奮闘していた。
その行為がゴッサムの悪人たちの注意を引くとも知らずに……。

感想
バットファミリー(フレンド)VS秘密結社リバイアサンの第三部に向けたキャラクター達の紹介という感じ。
邦訳しか読めない身としてはありがたいかな。
ステフ可愛いよステフ。
ブルースが使ったインサイダーのコスチュームを他の誰が使って新しいヒーローになったりしないかなぁ。
今月発売の「選択」と一緒に買おうと思っていたけれど、我慢できなかったので購入。
2484円。

ストーリー
猿から進化した生物は火を恐れなくなり、ついには他の集落と争うことを覚えた。
人類の始まり―――原始時代。
そこに存在するはずのない、小型爆弾やグラップルガンを持った記憶喪失の男。
彼の名はブルース・ウェイン。
そう「ファイナル・クライシス」事件の際、魔神ダークサイドと刺し違え死亡したと思われていたバットマンその人である。
彼はダークサイドの「オメガサンクション」の"死より恐ろしい生"により、日食が訪れる毎にタイムスリップする特異体質となっていた。
原始・中世・大航海時代・西部開拓記を股に掛けたブルースの奇妙な冒険が始まる……。


「バットマン&ロビン」終盤で"復活"するまでのブルースの行動を書いた外伝的作品。
サイモン・ハートが追い求めていた箱の中身やモルディケイ・ウェインの行動など「バットマン&ロビン」の補則も含まれている。
邦訳ではマイナーなキャラや専門用語が沢山出てくるため、巻末の解説と照らし合わせながら読み進めないと話を理解するのは難しい。
内容自体はぶっ飛んでる(なんせスタートが原始時代だ!)感がありながらも、非恋あり洞窟探検ありミステリーありとそれなりに面白く、個人的にはブースターゴールドとお供のスキーツのコンビをカートゥーン「ブレイブ&ボールド」以来久しぶりに観れたのが結構嬉しい。ありがとうグリーンランタン!
時代ごとにブルースがバットマン風の扮装をするのも見どころの一つなのだが、中世バットマンと海賊バットマンが表紙だけなのが残念。

最後に。バットマン誕生の象徴として通常取り上げられるのは両親の死・拳銃・真珠のネックレス・的を突き破ったコウモリ辺りで、
「イヤーワンでアルフレッドを呼んだ鐘(ベル)」が扱われるのは珍しいと思うし、正直感心した。

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