2160円。

【ストーリー】
「やあ、ダーリン」
バットマン最大の敵、「犯罪界の道化王子」ことジョーカー。
彼は一年前、外科手術により己の顔の皮を剥がした後、行方をくらましていた。
奇妙な事件と共にゴッサムへ戻ったジョーカーは自らの過去の犯罪を模倣し、バットマンを手玉に取る。
「バットマンを昔のような真の姿に戻すため、バットの仲間を皆殺しにする!」
高らかに宣言するジョーカーの行動原理とは一体……。
「こちらがじっと見つめ返したことで瞳孔は拡大した。そこから読み取れる感情。それは…愛だ」

【感想】
色々あって世界設定がリセットされた(バットマンは比較的変更少ないけど)NEW52世界においてジョーカーが初めてメインヴィランを務めた作品。
我々の現実世界に於いても約一年ぶりの登場となった。
なんといっても本の表紙(カバーを外すと…)ともなっている「剥がした自分の皮膚を顔に貼り付けている」という今回のジョーカーのビジュアルが強烈。
話が進む度に皮膚は腐って行き、それにつれてジョーカーの行動もさらなる狂気を孕んでゆく。
バットファミリーのトラウマを(8・9月発売のジョーカー:失われた絆で)抉った上で彼らを捕らえ、遂にバットマンをも捕えたクライマックスで狂気はピークに達するのだが……ま、仕方ないよね、あんまりやり過ぎるとファミリー達の個人誌が大変なことになるし……。
まあそんな大人の事情があっても、ジョーカーのバットマンに対する執着心というか「歪んだ愛」をてんこ盛りで楽しめる作品。
ジョーカー関連作として「笑う男」「キリング・ジョーク」「ラバーズ&マッドメン」、できたら「ダークナイト・リターンズ」「デス・イン・ザ・ファミリー」「アンダー・ザ・レッドフード」をなど事前に読んでおくとより楽しめるであろう。

でもやっぱりモリソンが書いたジョーカーが一番!

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