2808円。

ストーリー
ブルースの帰還後、彼に請われたディックは「ゴッサムのバットマン」としての活動を続けていた。
「以前のバットマン」とは違う彼に戸惑いつつも、変わらぬ協力体制を続けるゴードン市警本部長。
そんなある日、部下のブロック警部補から要請を受けたゴードンはゴッサム鳥類園へと赴く。
コンピューター制御された鳥かごが閉園直後一斉に開き、貴重な鳥達が逃げ出してしまったらしい。
何故そんな程度の事件に自分が、と訝しむゴードンにブロックは事件直前の監視カメラ映像を見せる。
そこには12年ぶりにゴッサムに戻ってきた息子、ジェームズ・ゴードンJrの姿が映っていた……。

感想
「梟の法廷」で見事なミステリーを書き上げたライター、スコット・スナイダーのバットマン処女作でこれまた見事なサイコスリラー。
今回のヴィランは明るく快活なディックの対照的な存在として設定された、ジョーカーのような目を引く外見も、ピッグ教授のような支離滅裂な言動も持たない比較的リアルなサイコパス。
レトロ調の(イヤーワンのそれに似ていると思う)アートが特徴のフランチェスコ・フランカビラが描く彼は、煙に巻くような台詞と相まってカフェで会話しているだけでも相当不安を掻き立てられる怖さ。

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