バットマン以外も買うんだぜ。2376円。

ストーリー
春。カンザス州スモールビルの農夫、ジョナサン・ケントには高校卒業を控える息子のクラークがいた。
クラークは血の繋がった息子ではない。
しかも大岩を軽く持ち上げ、聴力は常人の数十倍、髪はハサミを通さず、果てには空を飛ぶスーパーパワーを持った異星人だ。
それでもジョナサンは突如目覚めた力に戸惑う息子を優しく諭す。
以前と変わらぬ愛情で……。

夏。大都会メトロポリスの新聞デイリー・プラネットの敏腕記者、ロイス・レーンは街に突如現れたスーパーマンの活躍を記事にしていくうち、彼に心惹かれていく。その正体が同僚のクラークであることを知らずに……。

秋。メトロポリスの実力者、レックス・ルーサーはスーパーマンに悪行を暴かれ、収監される屈辱を受ける。
スーパーマンを街から追い出すため、ルーサーは一計を案じるがそれは街の人々を危険に晒す恐ろしいものだった……。

冬。クラークの幼なじみの女性、ラナ・ラングは放浪の旅を終え、故郷のスモールビルに帰ってきた。
高校卒業の夜、思いを寄せていたクラークからスーパーパワーを持つことを告白された衝撃が彼女を故郷とクラークから遠ざけていたのだった。
時を同じくしてメトロポリスでの痛ましい事件によって心に傷を追ったスーパーマン、いやクラークもスモールビルに戻ってくるのだった……。

感想
スーパーマンと関わりの深い4人の視点を通し彼の決意と挫折、そして成長を書いた作品。
ぺンシルのティム・セイルは絵の巧みなアーティストではないと思うが、作中の伸びやかなスモールビルの風景は彼にしか描けないだろう。
読んでいるとスーパーマンという存在には持って生まれたスーパーパワーより、スモールビルの(都会より)静かな環境と優しい両親という育ちの方が重要だったのだと思わせられる。

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