雇用保険受給のための初回失業認定の帰りに購入。2520円。

ストーリー
「あれは…」「あれは、私だ」
ゴッサムの片隅、見慣れたはずの場所でバットマン、
いやブルース・ウェインは奇妙な体験をしていた。
彼も知らないレストランに宿敵・友人達が集まり、
とある男の葬儀を執り行っているのだ。
棺に横たわる故人の名は……バットマン。

「ファイナル・クライシス」によりバットマン=ブルース・ウェインが"死亡"したため、
"最終回"として作られたエピソード。
日本の漫画とアメコミの違いは様々だが、異質とも言える点の一つに
作品の版権が出版社にあるために「人気さえあれば作り手を変えていつまでも連載が続く」というものがある。
そのため"死亡"したブルースも(全読者の予想通り)一年ほどでゴッサムへ帰還している。
バットマンのコミック初登場は1939年5月の事であり、現在までの長い歴史の中で60年台のTVドラマのような明るい作風になったり、我々の良く知るダークな作風になったこともある。
そんな作品の"最終回"を作るのが非常に困難な仕事であることは明白だがライターのニール・ゲイマンとペンシルのアンディ・キューバートは見事にやりとげ、「いつまでも続く」というメタフィクションを織り交ぜつつ、すべてのバットマン・ファンの納得する感動の最終回を作り上げた。

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